広げよう里親の輪

こども当事者や里親さんなど様々な方の
メッセージをお届けします

全国の里親さんが語る
「それぞれの一歩踏み出したストーリー」

宮崎県

STORY 01
里親の種類
養育里親、養子縁組里親
里親をはじめた年齢
46歳
現在の年齢
51歳
里親をはじめてみようと
一歩踏み出したきっかけ
自分は1人実子がいましたが、もう1人育てたいという思いと、家庭で生活できない子を家庭という場で迎えられるなら、役に立ちたいという思いとで、里親になることを希望しました。思っただけでなく、一歩踏み出せたのは、施設で働いたことがあるため、社会的養護のことに詳しくはなかったものの、抵抗感や不安感はなく、身近に感じていたからと思います。
里親のやりがい
普段は、里親・里子ということは忘れているような状態なので、やりがいや喜びというと、その子の成長を見た時や、一緒に楽しい時間を過ごした時、こどもを見ていて幸せだなと思う時に感じています。
今、改めて考えると、この子に家庭環境というものを経験してもらうことの一助となっていることは、シンプルにやりがいと感じます。
どんな時が大変か、
またどう乗り越えているか
まだ幼いので、これは大変!!ということは思い当たりません。今のところは、里子でない子育てと同じような大変さがあるんだと思います。
思春期など、難しさのある時期がきて、里子であることに関わるような問題が起きたら、よく向き合って、また、周囲の方に助けてもらって乗り越えていきたいです。
里親に関心のある方へ
エール
一歩踏み出す時に、ためらうかもしれませんが、踏み出してしまえば、色々なかたちの家族のなかのひとつで、日常を送るのみです。仲間もいるし、楽しみながらやってみませんか。
STORY 02
里親の種類
養育里親
里親をはじめた年齢
49歳
現在の年齢
56歳
里親をはじめてみようと
一歩踏み出したきっかけ
里親の研修を受け始めた友だちの話を聞いて、興味を持ちました。夫婦そろってなくてもなれる事、保育士等の免許がなくてもなれる事等を聞いて、研修だけでも受けてみようと思いました。研修を受けたからといって、必ず里親にならなければならないわけではない等、知りました。実子が他県へ行くことをきっかけに、今まで多くの方々に支えられて親子共々歩んでこれた恩返しができるといいなぁと思い、一歩踏み出しました。
里親のやりがい
こどもと意志の疎通ができるようになったと感じた時や、こどもの成長を周囲の方から聞いた時です。こどもを通して、今まで知らなかった人や、社会を知ることが出来た事です。
どんな時が大変か、
またどう乗り越えているか
ゲーム機の使用時間を決めているのに、色々といいわけをして、手放さない時です。
里親に関心のある方へ
エール
こどもがいる事で自分の立ち位置がグルっと変わることがあります。それを面倒くさいと思うことのほうが多いとは思うけれど、こどもの“その子ならではの言葉やしぐさ”にとても癒やされる瞬間が何とも言えない愛おしい時でもあります。今の時代はネットやラジオ、SNSで里親の悩みを共有したりすることができるので、共に成長を楽しみましょう!
STORY 03
里親の種類
専門里親、ファミリーホーム
里親をはじめた年齢
現在の年齢
里親をはじめてみようと
一歩踏み出したきっかけ
知り合いのこども(中学2年生と小学5年生)を預かって育てることになった折、何の資格もないままでは学校の手続きやその他の手続きがスムーズに出来ないので、里親になった方がいいと教えてもらい、それから里親になることになりました。
里親のやりがい
里親になり、社会的養護の必要なこどもがたくさんいること、様々な負的要素をその子たちが背負って生きていること、日本の場合、大規模養護施設で養護を必要とする多くのこどもたちが生活していて、父母となるような家庭環境の中で、本当の家族のように和気あいあいと生活していない現状を知り、里親の大切さ、やりがいを痛感しました。
どんな時が大変か、
またどう乗り越えているか
実親ではないので、お互いになかなか本音ですべてをやりとりして生活できず、十分に理解しあって家庭環境の中で生活の苦楽をともにするということになりきれないところがあります。しかし、相手の行為、話の真意を冷静に読み解いていく努力が大切なことを学びつつあるので、できるだけ真意をつかみ、こどもにわかってもらえるような対応のできる養育者となって乗り越えていけるよう努めています。
里親に関心のある方へ
エール
世間の虐待(特別なひどい虐待事件報道)もあり、養育者の養育の仕方は厳しさを増してきている今日。里親となって養育(社会的養育)をすることは大変なことだと思います。しかし、社会的養育を必要とするこどもたちが1人でも多く家庭的環境の中で育ち、社会人として育っていくことはとても大切なことであり、里親にしかできません。社会人として幸せに育っていくこどものために、お互いにがんばりましょう。
STORY 04
里親の種類
養育里親、養子縁組里親
里親をはじめた年齢
44歳
現在の年齢
50歳
里親をはじめてみようと
一歩踏み出したきっかけ
10年以上不妊治療を続けていましたが、妊娠することなく歳だけをとっていき、体力的、精神的にも限界だった時に、同じ境遇の同僚と出会い、興味を持ちました。
里親のやりがい
お金はありませんでしたが、家族6人のあたたかい家庭に育った私が知ることのない心の不安、甘え方を知らないこと、こんなことを思ってたんだということがわかって、それを、里子と共有できて、改善できて、また一歩前に進んだ時です。
どんな時が大変か、
またどう乗り越えているか
信頼関係を持つことが大変です。何度もぶつかって、たまには心が折れることもありますが、真剣に向き合えば、相手に限らず気持ちが伝わるということを自分でわかりはじめると、これでダメなら次はこれと、プランを変更しながら、相手に伝わる方法を探しています。
里親に関心のある方へ
エール
決して簡単な気持ちでできるものではありませんが、今現在まで見ることのできなかった事、体験できなかった事ができ、自分も考え方などが大きく変われる、そして成長できます。こどもの笑顔がみられた時、1日の疲れも吹っ飛びます。
STORY 05
里親の種類
養育里親、季節・週末里親等の短期的な里親、養子縁組里親
里親をはじめた年齢
43歳
現在の年齢
47歳
里親をはじめてみようと
一歩踏み出したきっかけ
長年不妊治療を続けていましたが、うまくいきませんでした。母から「養子でもいいんじゃない?」と言われたのがきっかけです。
里親のやりがい
里子の成長を見られること。
実子がいないので、子育てができること。
季節里親もやっていますが、施設では体験できないことをさせてあげて、また来たい!またやりたい!と言ってもらえること。
少しでも社会貢献できているのかなぁと思っています。
どんな時が大変か、
またどう乗り越えているか
委託直後は仕事(フルタイム)との両立が大変でした。テレワークや有給休暇を利用したり、休みの日はたくさんふれあって愛着形成できるよう心がけました。
病院初診時(慣れていない受付の方)は大変です。事前に連絡したり、実名で呼ばれても気にしないようにしています。
里親に関心のある方へ
エール
職場の理解が得られれば、仕事を続けながら里親はできると思います。里子との生活は大変なことももちろんありますが、毎日楽しいです。
STORY 06
里親の種類
養育里親、養子縁組里親
里親をはじめた年齢
44歳
現在の年齢
48歳
里親をはじめてみようと
一歩踏み出したきっかけ
結婚が遅く、でもこどもは欲しく、不妊治療と同時に研修受講をはじめました。自分自身が里子でもあるので、選択肢としては当たり前でした。
里親のやりがい
特にないです。里親ではなく、親と思っているので、あらためて聞かれると、ないとなります。親として、この子の自立の夢を叶える、それだけです。
どんな時が大変か、
またどう乗り越えているか
特にないです。里子だから大変と思ったことはありません。
里親に関心のある方へ
エール
産んだから親になれるわけでもなく、こどもを通して少しずつ親になっていくので、少しでも関心があれば、話を聞いてみることが最初の一歩ですよ。
STORY 07
里親の種類
養育里親、養子縁組里親
里親をはじめた年齢
42歳
現在の年齢
57歳
里親をはじめてみようと
一歩踏み出したきっかけ
子育ての経験はありませんでしたが、家族を育みたかったからです。「ふれあい家庭」にて、数回、こどもと関わる経験ができたことが、里親への一歩を踏み出せたきっかけと考えられます。
里親のやりがい
家族として、生活を共にし、こどもの成長に寄り添うことです。
入り口は「里親制度」ですが、確実に家族として、こどもはかけがえのない存在となります。親子で転びながらも、互いに成長できる。そこにやりがいを感じます。
どんな時が大変か、
またどう乗り越えているか
里親としては、社会の中で少数に位置する親子関係であることを、孤独と感じたり、こどもの気持ちがよく見えにくいと感じることもあります。誰にでも、いつでも相談できない(本音で)。こどもの年齢の節目に、悩む、乗り越える…というより、失敗しながら、特に支援を受けながら、成長するというところかと思います。
里親に関心のある方へ
エール
里親に関心を抱くきっかけは、その方によって様々と思います。私は、結婚後も10年以上不妊治療も継続しました。けれども、15年の里親子育てを経た今、思うことは“血縁、戸籍…など”がどうであれ、私たちは、互いにかけがえのない大切な家族となっています。家族を育む、一歩を踏み出す、それだけですよ♪
STORY 08
里親の種類
養育里親
里親をはじめた年齢
37歳
現在の年齢
75歳
里親をはじめてみようと
一歩踏み出したきっかけ
盆、正月のふれあい家庭です。
里親のやりがい
こどもの成長、大きく育って色々と孝行してくれた時です。
どんな時が大変か、
またどう乗り越えているか
大変なことはほとんどありませんでした。
里親に関心のある方へ
エール
不安のある方は、まずはふれあい家庭からはじめられると良いのではないかと思います。
STORY 09
里親の種類
養育里親、養子縁組里親
里親をはじめた年齢
39歳
現在の年齢
65歳
里親をはじめてみようと
一歩踏み出したきっかけ
知り合いの息子さん夫妻様が里親をされており、育てる事を楽しまれていた事もあり、自分達夫婦もこどもができなかったこともあり、挑戦してみようと思いました。
里親のやりがい
育てる苦労は多々色々あります。子育てをする苦労も気持ちも知る事ができ、子育てをされている親御さんにやさしくなれた気がします。
時代と共に子育ては大変な事が多くあると思いますが、頑張って来て良かったと思います。
どんな時が大変か、
またどう乗り越えているか
警察にお世話になった時が大変でした。こどもにとっては長い人生、悪い事をしてはいけない、迷惑をかけてはいけない事を学ぶよいきっかけになりました。本人も反省している事なので、ガミガミ言いませんでした。警察の方にしっかり指導をしてもらったので、今はしっかり働いて税金を納める大人に成長しました。
里親に関心のある方へ
エール
こどもにとって家庭の中で育っていく事の大切さを考えてください。こどもは社会の宝、国の宝、日本を背負っていく大切な宝です。
STORY 10
里親の種類
専門里親、ファミリーホーム
里親をはじめた年齢
47歳
現在の年齢
62歳
里親をはじめてみようと
一歩踏み出したきっかけ
保護者を亡くした兄弟の面倒をみることになった当時、実子がいた関係で里親になるのを躊躇していたら、県職員さんが「里親になるとこどもがスムーズに学校に通えます」と言われ、こどものためになるならと承諾しました。
里親のやりがい
大変なことも多いですが、こどもたちがいろいろな体験、経験を通して成長する時に一緒にいられることは、なんともうれしい、かけがえのないことだと思います。
どんな時が大変か、
またどう乗り越えているか
こどもの成長期にみんな通る、心と体のアンバランスや出自等が影響してのフラッシュバック、発達障害での「生きにくさ」を感じるこどもの格闘等にたちあったりしたときです。

ひとりで抱え込まず、養育者、関係者等と意見交換や協働作業で、時間はかかっても、よい方向へ向くことへ努力を惜しまないことです。
里親に関心のある方へ
エール
こどもたちの役に立ちたいと思ったら、「親になる、親代わりに・・」とはじめから肩を張らずに。社会的養護のこどもたちと一緒に歩む、並んで歩くくらいの気持ちから始めるとよいと思います。
同じ大人がずっとこどもに寄り添うことは、こどもを安心安全な環境におくことの第一と考えます。1人のこどもから、一緒に歩んでみませんか?