全国の里親さんが語る
「それぞれの一歩踏み出したストーリー」
滋賀県
STORY 01
- 里親の種類
- 里親をはじめた年齢
58歳
- 現在の年齢
74歳
- 里親をはじめてみようと
一歩踏み出したきっかけ
近所に、里親として様々なこどもを、実子と全く同様に家族に受け入れているご夫婦がおられました。「あなたもしませんか」と、よく声を掛けて下さっていましたが、全く自信がありませんでした。
我が家のこどもたちが巣立った時、ホッとしたのと少し寂しかったのとで一歩目を踏み出しました。
- 里親のやりがい
措置後のこどもたちが、その後何かの折「あんなオッチャンやオバチャンが居たなぁ」と思い出して、元気になったり、ハッピーな気分になってくれるような里親になれていたら嬉しいです。
- どんな時が大変か、
またどう乗り越えているか
心が繋がらない時。
あまりありませんでしたが、一度だけありまあした。
里親仲間に聴いてもらいましたが、解決策をみいだせないままに措置期間が終わりました。
- 里親に関心のある方へ
エール
自分の子同様に楽しいことは山程ありました。
自分の子同様に教えられることも一杯ありました。
様々な人生を体感させてもらいました。
STORY 02
- 里親の種類
養育里親
- 里親をはじめた年齢
46歳
- 現在の年齢
47歳
- 里親をはじめてみようと
一歩踏み出したきっかけ
夫婦2人だけの人生も楽しかったです。けれど、世の中には大人の助けを必要とするこどもたちが居て、自分たちには関係ないだとか、誰かが助けるだろうとか、いつまでも目を逸らし続ける事は出来ませんでした。
幼い頃の自分を思い出し、成長する過程で、周りの大人たちが支えてくれた経験があって今の自分があります。大人になって余裕が出来た今だからこそ、自分が受けた恩を返す時であると思います。
ふとした折に観た「この世界の片隅に」という映画に心を打たれました。映画のラストで、主人公のすずが親を失ったこどもの手を握り、3人並ぶシーンが頭から離れませんでした。あとになって、映画を思い出しては自分にも何か出来る事はないかと模索した結果、たどり着いたのが里親という道です。
- 里親のやりがい
家族の繋がりを通じて、里子の成長を目にする機会を得られるということです。
血の繋がりがないからこそ、努力なしに家族は成立しません。里子と里親の双方が真摯に向き合う事で、家族が成立します。当たり前の事を気づかせてくれます。家族の大切さを思い出させてくれます。
言うまでもなく、里親家庭には多くの困難が伴います。時には家庭崩壊の危機すら訪れます。けれども、望んで里親となった自分たちと、大人たちの都合に翻弄される里子の苦労を思えば、如何ほどの事でしょうか。現状に必死で適応しようとする里子を傍で見て、何も感じないなどあり得ず、里子が無事成長できるよう全力を尽くす。これこそが里親のやりがいです。
- どんな時が大変か、
またどう乗り越えているか
里親家庭のスタートは、お互い積み重ねが無い状態から始まります。恋人同士が結婚して夫婦になり、家族を築くのとは訳が違います。だから、最初に一番大きな壁があります。全くの他人同士が家族になるのです。
しかも、里子が望んだ訳ではありません。お互いのカルチャーをすり合わせる事が先ず必要になるのです。
そんな前提で、里親登録を済ませて直ぐに委託を受けた里子には、知的障害があり発達障害もあります。こどもを育てる事自体が初めてなのに、ハードルが高い気がします。里子が抱える特性に応じてサポートするのは大変です。里子の心のケアも必要。
当然、夫婦揃って心身共に消耗必死。たちまち、里親里子共にストレスMAX。乗り越えるには里親家庭全員の協力が必要です。但し、どんな時であれ、夫婦のコミュニケーションが一番大事。ここを怠ると、普段どんなに仲の良い夫婦であっても崩壊します。夫婦だから分かり合えるという慢心や甘えは禁物…です。
- 里親に関心のある方へ
エール
里親を始めようとすると、心配が故に周りからは反対されます。
又、里親を始めれば、多くの失敗をします。想定と違ったなんてのは山ほどあります。里親を始めなければ、辛い想いや苦労をする事もないでしょう。
でも、里親を必要とするこどもたちはそこに居るのです。だから、里親を始めた事に後悔はしていません。里親は素晴らしい体験ばかりでは無いですが、里子が見せてくれる笑顔は何よりの報酬です。