広げよう里親の輪

こども当事者や里親さんなど様々な方の
メッセージをお届けします

全国の里親さんが語る
「それぞれの一歩踏み出したストーリー」

栃木県

STORY 01
里親の種類
養育里親、専門里親、季節・週末里親等の短期的な里親
里親をはじめた年齢
53歳
現在の年齢
65歳
里親をはじめてみようと
一歩踏み出したきっかけ
思春期に赤毛のアンを読んで、親と暮らせないこどもが家庭に迎え入れられて成長していく姿に感銘を受け、物語に夢中になりました。児童養護施設に行った時、実際に暮らす同世代や小さい子を目の当たりにしました。成人し結婚し、自分の子育てが終わり、思春期の頃からずっと抱いていた「気持ち」が呼び覚まされました。家族を説得して始めることになりました。
里親のやりがい
自分たちが何かを得ようと思うことはありません。やりがいと言えるかは分かりませんが、例えばネグレクトで漢字が書けなかった子が、学ぶこと・覚えることが楽しくて実際に漢字が書けるようになりました。こういったスキルが身に付いた時はうれしかったです。
どんな時が大変か、
またどう乗り越えているか
中途養育ですので、それまでのこどもの成育環境、性格、行動パターンなどがあります。里親家庭に来て、環境のギャップで里子は混乱します。が、里親も急な新しい家族に混乱します。毎日お風呂に入るんだよ。お風呂に入ったらパジャマに着替えるんだよ。などと、こんなことも知らないのかと驚きました。世間では当たり前のことを、ある程度の年齢に達しているこどもに伝えていきました。不安な気持ちを言えない子や暴れてしまう子もいます。根気が要りますが、時間が一番の解決策だと、里父母間で共有し協力して過ごしました。
里親に関心のある方へ
エール
「定年になったら好きなことをやって過ごそうと思っていたが里親登録前の研修で施設に行った時、大勢のこどもを目の当たりにして、自分が知らなかった世界がある。虐待ニュースの数字はピンとこなかったが、これが現実だと実感した」。これは夫の言葉です。あたたかい普通の家庭で暮らす、それだけでこどもの力になれるんです。普通のおじさんとおばさんでも誰かの役に立てるなんて有難いことだと思っています。